当日の流れ
人前式は、神前式や教会式のような宗教的な作法を持たない挙式です。当日はおおむね、開式の辞、新郎新婦の入場、誓いの言葉、指輪交換、署名・証書、閉式の辞、退場の順に進みます。開式の辞では進行役が式の趣旨を伝え、入場ではゲストの拍手が贈られます。指輪交換と誓いの言葉は式の中心となる場面です。進行役(司会)が式を進め、ゲストが見守る中でふたりの約束を形にしていきます。式場によって順序や演出は変わるため、当日の流れ表を打ち合わせで確認しておくと安心です。
各場面のポイント
入場はBGMやゲストの拍手とあわせて進むため、歩く速さを事前に打ち合わせておくと自然に見えます。署名と証書はふたりの意志を記録に残す大切な場面で、書く順番やペンの扱いも確認しておきましょう。退場後はそのまま披露宴へ移る場合が多いですが、式の演出は自由に決められます。
誓いの言葉を用意する
誓いの言葉は、ゲストの前で交わす「これからの約束」です。自作する場合は、どんな夫婦になりたいかを短い文でまとめると伝わりやすくなります。たとえば「いつもそばにいて、笑顔を大切にします」のような一文を、ふたりの言葉に書き直すと、その場だけの特別な式になります。長すぎず、当日読み間違えないよう大きめの文字で清書しておき、当日は声の大きさを意識するのがコツです。当日は緊張しやすいため、本番前に一度声に出して練習しておくと落ち着いて読めます。お世話になった人への言葉を添えるのも一案です。
向く人・向かない人
演出や言葉を自由に決めたい人には向きますが、そのぶん進行を自分たちで組み立てる手間があります。宗教的な儀式を望む人や、準備に時間をかけられない人には、決まった作法のある式のほうが合う場合もあります。進行の自由度が高い反面、誰がどの場面を担当するかを決めておかないと、当日に戸惑うことがあります。署名や証書の扱い、ゲスト参加の演出は式場ごとに異なるため、プランナーへの確認は欠かせません。
準備のチェックリスト
- 進行役への依頼と当日の動きの確認
- 誓いの言葉、指輪交換のタイミング
- ゲスト参加や演出の有無
- 証書の内容と署名の方法
- 会場ごとの進行の違いを確認
挙式と婚姻届の提出は別の手続きです。法律上の婚姻成立に関する疑問は、役所や専門家に確認しましょう。