なぜ情報はバラバラなのか
ITエンジニアは、システム開発だけでなく運用・保守・インフラ構築・データ分析など、多様な職種をまとめた総称です。同じ「ITエンジニア」という肩書きでも、携わる領域によって求められるスキルや働き方はまったく異なります。仕事内容も収入も職種ごとに異なるため、ひとくくりにした「平均」という数字は、比較対象が違うこともあります。この前提を知らずに広告の数字を読むと、期待がずれてしまう原因になります。
チェック1:数字は出典を確認する
「平均年収」「人材不足」といった数字を見たら、必ず出典を確認しましょう。誰が・どの調査で・何を対象に算出したのかを確かめるのが基本です。特に、求人広告やスクールのサイトに掲載された数字は、自社のサービスを売るための資料であることを意識しておきましょう。公式統計や認定機関の情報と突き合わせ、出典が明示されていない数字は広告表現として割り引いて読むのが安全です。
チェック2:「未経験OK」「高収入保証」に注意
「未経験OK」「高収入保証」といった言葉には注意が必要です。Googleの広告ポリシーでは、採用を約束するような実現不能な約束や、採用機関でもないのに「今日採用中」と名乗る身分の虚偽表示が禁止されています。つまり、こうした表現は広告としても問題になり得る誇大表現です。また、高収入を保証するような文言は、契約内容と一致するかどうかを必ず書面で確かめる必要があります。
チェック3:資格の価値を断定する情報に注意
「この資格を取れば必ず有利」という断定も、疑ってかかるべきです。資格の評価は企業や職種によって異なり、すべてに通用する万能な資格はありません。資格の価値を確認するには、認定機関の公式情報や実際の求人票を見るのが確実です。
まとめ
①数字の出典 ②約束表現の有無 ③資格価値の断定。この3点を確認するだけで、広告に振り回されずに情報を判断できます。なお、本記事は特定のスクール・転職エージェント・資格を推奨するものではなく、年収などの具体的な数値は検証できていません。最終的な判断は、ご自身の調査と専門家への相談を前提としてください。